さまよえるオランダ人 序曲

ピアノ演奏 管弦楽曲・協奏曲・弦楽曲

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作曲者:リヒャルト・ワーグナー(1813~1883)
作曲年:1840~1841年
初演:1843年1月2日、ドレスデン宮廷劇場
原題:Der fliegende Holländer(さまよえるオランダ人)

《さまよえるオランダ人》は、ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーが作曲した歌劇で、ワーグナーの初期を代表する重要な作品の一つです。台本もワーグナー自身が手がけ、ハインリヒ・ハイネの作品『シュナーベレヴォプスキー氏の回想録より』などに登場する「さまよえるオランダ人」の伝説をもとにしています。作曲は1840年から始まり、1841年11月ごろまでに完成しました。

物語については、末尾で簡単に解説しています。

この曲は激しい海の嵐を思わせる音楽と、幽霊船の不気味な雰囲気、そしてゼンタの「救済」を象徴する旋律が大きな特徴です。特に有名なのが冒頭の「序曲」で、荒れ狂う海を思わせる力強い音楽の中に、オランダ人の運命やゼンタのテーマが現れます。

なお、現在は3幕形式で知られていますが、ワーグナーが最初に構想した作品は1幕で切れ目なく演奏する形式でした。その後、初演に向けて大きく改訂され、1843年のドレスデン初演では3幕構成となりました。初演ではワーグナー自身が指揮を務めています。

さまよえるオランダ人「序曲」

リヒャルト・ワーグナー
歌劇の内容
ここは18世紀のノルウェーの港です。悪魔の呪いを受けて永遠に海をさまようオランダ人船長。7年に1度だけ上陸が許され、彼は乙女の愛によってしか呪いが解けることはなく、死ぬこともできず、永遠に海をさまよわなければならない運命です。

この港に停泊していた商人ダーラントの船の近くにこの幽霊船が現れて、ダーラントはオランダ人から財宝を受け取り、娘のゼンタに会わせることを約束してしまいます。

そしてゼンタは自分こそがこのオランダ人を救うことができるのだと感じ、永遠の貞節をオランダ人に誓うのです。しかしゼンタを愛する恋人のエリックは彼女の心変わりを責め、それを聞いたオランダ人は絶望し出航していきます。

それを見たゼンタは彼を追って海中に身を投じて誓いを守ります。その彼女の永遠の愛によってオランダ人は呪いから救われ、船もろとも海底に沈んで死を迎えることが叶うのです。

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